VR装置を用いて鉄道騒音をリアルタイムにシミュレーション可能なシステムを構築しております。鉄道の走行音には、車輪とレールの摩擦による転動音や、レールの継ぎ目で生じる 打撃音などがあります。これらの音を実際に走行している車両から測定し、臨場感のある鉄道騒音評価システムの構築を目指しております。
騒音とは人間が不快と感じる音です.近年,都市人口の過密化,交通量の増加,建設工事の増加などが原因で発生しており,大きな社会問題となっています.そのため,騒音を事前に予測し対策をたてることは非常に重要なことであり,数値シミュレーションを用い都市の音伝搬を解析することに注目が集まっています.そこで,本研究では騒音の予測や評価のために,時・ヤ域多重極境界要素法を用いた大規模音場解析による道路騒音の可聴化が行われています.